【抜けた歯を屋根の上に投げる】
みなさんこんにちは！
昔から、「子供が健やかな身体に育つように」という願いを込めた
言い伝えやおまじないは、各地域によってさまざまなものが存在し、
今もその多くが語り継がれています。
歯に関するもののなかに「抜けた歯を屋根の上や床下に投げる」という
有名なおまじないがあります！
実際に投げたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか？
これは、続いて生えてくる大人の歯（永久歯）をその方向へ
ちゃんと導いてくれるようにというおまじないです。
また、歯を投げる際に
「ネズミの歯のように強くなーれ！」
というような願いを掛けることも多いようです。
アニメや昔話で、ネズミに人間のものを食べられてしまうシーンや
家まで食べられてしまうようなシーンがあります。
それくらいネズミの歯は強いというイメージを昔の人は持っていたのです！
そのため、
「ネズミの歯のような丈夫な歯が生えてきますように」
と願いを込めながら、抜けた乳歯を屋根の上や床下に投げていたのでしょう。
この風習は日本だけでないようで、中国、シンガポール、ベトナム、
カンボジア、タイなどでも同じようなおまじないが行われているそうです。
同じ願いを込めたものでも、お日様に向かって投げたり、
畑に埋めたり、ネズミの巣穴に入れるなど、色々な種類のおまじないがあります！
欧米には、抜けた乳歯を枕の下に置いて寝ると
歯の妖精「トゥースフェアリー」が集めに来て代わりにコインを置いていく
という言い伝えがあり、綺麗な乳歯しか持っていってくれないとされているため、
子供の虫歯予防にもなっているそうです。
世界中の様々な国で、昔の人が同じことを考えていたと思うと、
少し神秘的で不思議な感じがします。
国は違いますが世界中どこでも、子供の歯が抜けた時、
親は感動しさらに感謝し、次に生えてくる永久歯が丈夫にまっすぐ
生えてきてくることを願ったんですね♪
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