【歯の神経って必要なの?】
皆さんこんにちは!
〜歯の神経の役割とは〜
虫歯がひどくなって痛みを感じるのは、歯の中の入っている神経が痛みを感じているからです。
このような話を聞くと、「歯の神経のせいで痛いんだから、いっそのこと神経がない方がいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、神経を取ってしまうと、色々と困ったことが起きてしまうんです。
〜歯の神経の役割〜
歯の神経は正式には「歯髄」と呼ばれます。
歯髄には次のような役割があります。
・刺激を伝える
歯にかかる様々な刺激を感知し、脳に伝えます。
・歯に酸素や栄養を送る
歯髄には毛細血管も入っていて、歯に酸素や栄養を補給しています。
〜歯の神経がなくなるとどうなる?〜
・歯にバイ菌が入っても気づかない
歯の神経がなくなると、歯に加わる刺激を感知できなくなるため、虫歯になっても「しみる、痛い」というような症状が起こらなくなります。
そのため、せっかく歯が残っていても、根の奥まで虫歯が進んだり、根の奥が化膿したりする原因になります。
・歯の寿命が短くなる
歯の神経がなくなると、歯に栄養がいかなくなるため、枯れ木のように歯が割れやすくなります。
そのため、歯の寿命が結果的に短くなってしまいます。
・歯の色が黒っぽくなる
歯の神経がなくなると、歯に酸素や栄養が供給されなくなるため、歯はツヤを失って黒ずみ、見た目にも悪影響が現れます。
〜歯の神経がなくなっても痛みは出ます〜
歯の神経を抜いたらもう歯が痛くならない、というのは間違いです。
確かに歯の神経が痛みを感じることはなくなりますが、神経を抜いた歯の内部にバイ菌が入って、歯の周囲の骨に広がって化膿すると、とても強い痛みを起こします。
歯の神経を守るためには、虫歯にならない、悪化をさせないことが大事です。
日頃のお口のケア、歯医者での定期的なケアをして、大事な神経を守っていきましょう!
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