【唾液の働き】
みなさんこんにちは!
※転載禁止※
唾液の働きは「食べ物の消化を助ける」とイメージしている方が多いのではないでしょうか?
唾液に含まれる「アミラーゼ」という酵素によってデンプンの分解をサポートするなど、食事をするうえで欠かせませんが、他にもさまざまな役割を担っています。
◯唾液の仕組み◯
唾液は口腔内にある「唾液腺」から分泌されており、成人の分泌量は1日あたり1.0~1.51リットルほどです。
夜眠っている間は日中に比べて分泌量が抑えられるため、口内の細菌が繁殖するなど唾液のはたらきが低下します。
また、ストレスや薬による影響など、さまざまな理由で唾液の分泌量は変化します。
◯唾液のはたらき◯
粘膜保護・潤滑
唾液が歯や口内粘膜を覆うことで、細菌による刺激や感染、歯の摩耗・脱灰(歯のエナメル質の溶解)を防いでくれます。
自浄
1日1リットル以上も分泌される唾液は、口内細菌や食べ物のカスを洗い流す役割も担っています。
水分平衡
呼吸や会話で、口内は常に乾燥の危機にさらされます。乾燥すると細菌が繁殖期しやすくなったり、感染や刺激を受けやすくなったりするため、ある程度の潤いが必要です。唾液の分泌は口内の水分量を調節する役割もあり、これを水分平衡と呼びます。
暖衝
唾液に含まれる炭酸・重炭酸・リン酸などの成分は、口内のpHバランスが酸性・アルカリ性のどちらかに傾かないよう、調節してくれます。唾液が口内のpHバランスを整えることで、歯の脱灰を防いでくれます。
抗菌
リゾチーム、ベルオキシダーゼ、免疫グロブリン、ラクトフェリンなどを含む唾液は、口内に侵入した細菌の活動を抑えています。
消化
唾液中に含まれる消化酵素アミラーゼは、デンプンと反応して麦芽糖へ分解します。咀嚼によって食べ物と混ざり、消化を助けています。
組織修復
上皮成長因子と神経成長因子が含まれる唾液は、組織修復による傷の治療を促してくれます。
再石灰化
カルシウムイオン、リン酸イオン、フッ素イオンを含む唾液は、食事によって一時的な脱灰状態となった歯のエナメル質の再石灰化を促してくれます。
唾液が減ってしまうと...
口内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖すれば口臭や虫歯リスクが高まる他に、胎内にも侵入しやすくなり、風邪など全身の病気になりかねません。
◉口腔運動の低下 ◉刺激の減少 ◉脱水
◉薬剤による副作用
◉日常生活の癖 ◉口内組織への強い刺激
上記のような原因で唾液の分泌は年齢問わず減少します。
適切な口腔ケアはもちろん、唾液を分泌させるための必要な刺激や水分を意識して、正常な唾液の分泌を維持しましょう!
唾液を増やすためには...
◉よく噛む ◉水分補給
◉口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する
◉お酒やたばこを控える ◉唾液腺マッサージ ◉唾液の質を上げる
唾液には、口内の傷や歯の脱灰を修復したり、あらゆる病原菌の侵入・感染を防いだりする重要な役割を担うための、多くの成分が含まれています。
健康な体作りを目指すには、唾液の分泌量も意識することが重要です!
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