【小児矯正と成人矯正の違い】
みなさんこんにちは!
歯医者さんで行う矯正歯科治療の目的は、不正な位置にある歯を少しずつ動かして、「正しい組み合わせ」と「美しい歯並び」を同時に作り出すことです。
矯正治療によって、噛む機能が向上すれば、あごの正しい方向への発育が起こり、顔つきも良好に変化するなど体の健康およびその容姿にも関わる大切な治療です。
大人と子供では顎の大きさや発育が異なるため、矯正歯科治療は小児矯正と成人矯正に分かれています。
その違いについて今回はまとめてみました!
◯小児矯正
小児矯正の特徴は、顎の骨が成長している時期に治療を行うことで、適切な顎の発育の獲得を目指します。
発育過程にある5歳~9歳までのお子様であれば、顎の成長を正しく導くことで、永久歯がきちんと並ぶためのスペースを作ります。
顎が正しく成長することで、健康な歯を抜歯するリスクを回避できたり、鼻呼吸しやすくなるなど歯並び以外の問題も解消されるとされています!
小児矯正は、顎の成長に合わせて数年かかります。
また、矯正装置の取り扱いや矯正中のケアなどお子様本人だけでなく周りの大人の協力が必要です。
◯成人矯正
成人矯正は、永久歯をきれいに並べることを目的としています。歯と歯を支える歯周組織が健康であれば、年齢制限はありません。
正しい噛み合わせを得られることによって、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の病原菌から歯を守りやすくします。
また、食べ物がしっかり噛めるようになると、体の内面からも健康になります♪
しかし、子供と違って顎の成長は見込めないため、成人矯正の場合は抜歯が必要になることもあります。
成人矯正は、部分的な矯正治療は半年程度で終わる場合もありますが、全体的な治療となると1年~数年かかることもあります。
矯正治療は前提として、お口が健康であることが重要です。
矯正治療をはじめる前に虫歯や歯周病がある場合は、しっかり治療してから矯正治療を開始します。
さらに矯正治療が完了したら終わりではなく、定期的な検診やセルフケアを続けて健康なお口を維持しましょう^^
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