【エナメル質を失う原因と対処法】
皆さんこんにちは!
エナメル質とは歯肉縁上の歯の外側を覆う組織のことを言います。
私たちの歯を縦に割ってみると、3つの層に分かれた構造が見られ、
外側からエナメル質、象牙質、歯髄と呼ばれます。
エナメル質は水晶と同じくらいの硬さによって内側の象牙質や歯髄を保護する組織です。
エナメル質は硬さがある一方、酸の刺激に弱く、
虫歯菌が作り出す酸や食べ物に含まれる酸によって溶けてしまう性質があります。
エナメル質が薄いとどんな影響がある?
歯の内部を保護するエナメル質が薄くなると、
知覚過敏や虫歯の悪化など口の健康を保ちにくくなるだけでなく見た目にも影響が現れます。
エナメル質は痛みや温度を感じませんが、エナメル質の内側や歯根分にある象牙質は痛みや温度を感じる組織です。
エナメル質に十分な厚さがあれば、歯に軽い刺激が加わってもなにも感じないことがほとんどです。
しかし、エナメル質が薄くなると象牙質に刺激が伝わりやすくなり、
冷たいものや歯ブラシが当たった時などに痛みが生じる知覚過敏を引き起こします。
一般的に虫歯は、歯の表面から進行していきます。
虫歯菌が出す酸にさらされても、エナメル質は固いため内部まで進行するのに時間を要します。
また、酸によってエナメル質のカルシウムやリンが溶け出しても、再石灰化によって修復することができます。
しかし、エナメル質が薄いと再石灰化が間に合わず、短い時間で表面に穴が開きやすくなり、
そこから虫歯菌が内部へ侵入します。
歯髄まで虫歯菌が侵入すると強い痛みを感じたり、場合によっては骨の中で虫歯菌が増殖したりと、
歯だけではなく全身に影響が出る恐れもあります。
エナメル質は透明感のある白色を、象牙質は黄色っぽい色をしています。
エナメル質に十分な厚みがあれば、象牙質の色を多い隠してくれるため、比較的歯は白っぽく見えます。
しかし、加齢などでエナメル質が薄くなると、象牙質の色が透けて見えやすくなり、
その分歯が黄ばんで見えがちになります。
エナメル質が失われる原因
・虫歯による影響
・酸で歯が溶ける
・日々の生活や歯軋りによる摩耗
・過剰なブラッシング
エナメル質を保つ方法
・口腔ケアをする
・歯軋りにはナイトガードや癖の改善、ボトックス注射
・フッ素塗布やフッ素を配合した歯磨き粉の使用
・食生活改善
エナメル質は体で最も硬い組織である一方、現時点では失った後の再生方法は確立していないのが現状です。
エナメル質が薄くなると知覚過敏や虫歯重症化、見た目の悪さなどの影響が現れるので、
失わないように気を付けることが大切です!
そのためには口のケアや食生活の改善など、日々の生活で努力できることもいくつかあります。
まずは生活習慣の改善から取り組んでみてはいかがでしょうか?
今日からできることを始めましょう♪
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