【妊婦さんの歯周病が怖い理由】
皆さんこんにちは!
歯周病はある程度年齢がいってからかかる病気と思われがちですが、
20代後半、30代くらいからかかり始める人も意外と多いものです。
また、女性の場合妊娠中にかかりやすい歯周病というのもあります。
妊娠中にかかりやすい歯周病とは?
歯周病というのは、歯周病を引き起こす細菌の感染症ですが、いくつかの細菌が確認されています。
その中には女性ホルモンを餌として増殖する歯周病菌があり、
妊娠中に女性ホルモンが急増する事によって歯周病にかかる人が増えました。
妊娠中には、女性ホルモンが通常よりも100倍以上にもなると言われ、お口の中でも増加します。
その結果、急に歯茎から出血したりしやすくなったり、歯茎が腫れたり、
といった事を自覚する人が多くなります。
また妊娠中には唾液の質が変わって粘り気が強くなるため、
お口の中の細菌が洗い流されにくく、歯周病菌も増加しがちな事、
そしてつわりにより歯磨きが億劫になってしまうことも、歯周病発症や悪化に拍車をかける原因となります。
妊娠中に歯周病にかかり、悪化すると、早産や低体重児出産のリスクを高める危険性がある事が分かっています。
・早産
歯周病により歯茎が炎症を起こすと、炎症性物質が作られ、血管から血液中にも入り込みます。
そうしてその炎症性物質がいずれ子宮に達すると、胎盤に影響を及ぼし、
分娩が促進されてしまい、早産を引き起こしてしまうと言われています。
・低体重児出産
歯茎が炎症を起こして出血し、その敗れた血管から歯周病菌が血管に入り込むと
歯周病菌は体全体に回ります。
そして対バンに達して感染を起こすと、胎児の発育が妨げられてしまい、
2500g未満の低体重児になるリスクがあると言われています。
妊娠期に歯周病にかからない、悪化させないために
歯周病リスクの高い妊娠期には、家庭でのケアを強化することに加え、
歯科での検診やケアを受けることも大切です。
改めて意識をしてお腹の中の赤ちゃんを守りましょう!
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