【お歯黒が虫歯予防に?】
皆さんこんにちは!
皆さんはお歯黒ってご存知ですか?
なんとお歯黒の習慣は日本では近代化政策により禁止される明治時代初期まで続けられていた日本女性の虫歯予防方法だったのです!
「黒」というのは何色にも染まらないということで女性の貞操を表す意味でも結婚した女性は行っていたそうですが、
お口の中で一番硬いと言われているエナメル質は実は染まりにくい為、
だんだんと結婚している年月が長くなるとはっきりと黒く染まってきたそうです。
面白いことに「歯が黒くて輝いているほど美人」と言われていたそうです。
ことわざにある「明眸皓歯」白く輝く歯は美人の代名詞とは真逆ですね。
お歯黒が虫歯を予防する作用があったというのは、
お墓から掘り起こされた「お歯黒」には虫歯がほとんどなく、
虫歯があったとしても死ぬまでそのまま進行していなかったためだそうです。
つまり虫歯の予防効果・進行抑制・知覚鈍麻作用が期待もされていたのでしょう!
材料としては、植物のタンニンと第一鉄の化合物「ふし粉」と
酢酸第一徹「鉄漿水」溶液を混ぜたものを
お歯黒筆と房楊枝を交互に使い塗布していたそうです。
現代の治療で使われている「サホライド塗布」という治療もこの
「フッ化ジアミン銀製剤」とヒントに開発されたもので、
日本が欧米より先駆けて予防歯科材料として奈良時代から実践していたもので、
今ではセメントにも加えられているそうです!!
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