【歯ごたえのはなし】
みなさんこんにちは!
こちらはホワイトニングサロン名古屋栄本店で
フリーパスコースを終了された方のお写真になります☆
さぬきうどんをはじめ、麺類のおいしさは麺のこしにあると言われています。
では、どうやって、私たちはそれを感じているのでしょう。
食べ物のおいしさを味わう時、味を区別するのは味覚という感覚ですが、
歯ざわりというのもなかなか大切なものです。
宇宙飛行士の食事も、最初はチューブに入ったペースト状のものでしたが、
今は形のあるものに変わりましたね。
これは、柔らかくて噛む必要のない歯ごたえのない食事では、
食べた気がしないからでしょう。
歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋の感覚から成り立っていると考えられます。
まず、この場合の歯の感覚とは、虫歯になった時、痛く感じる感覚とはまた別のものです。
そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、
歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。
また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサーが感じる感覚のことです。
筋肉の感覚はたいへん敏感です。
例えば階段を上がっていて、高さの不揃いなところがあれば、目で見てもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかります。
それは足の筋肉の感覚が働いたからなのです。
うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。
それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、
うどんのこしがわかると考えられています。
では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合はどうなるのでしょうか。
この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが、歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが、
感度がそうとう悪くなるようです。
さぬきうどんをはじめ、食べ物のおいしさは、
やはり歯が健康でなければわかりにくいのではないでしょうか。
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